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〜伝統と文化に酔いしれるひと時〜ウィーンの華麗なる舞踏会(前編)

 ウィーン・・・ 「音楽の都」であることは今更いうまでもありませんが、 同時に「舞踏会の街」、「ワルツの街」でもあることをご存知でしたでしょうか?
  中世ハプスブルグの時代から舞踏会は王侯貴族の間で行われていましたが、 ヨハン・シュトラウスの発表するワルツに民衆も熱狂し、歴史的な場ですら 「会議は踊る」にしてしまったほど、ワルツはウイーンになくてはならないものでした。  




  現代では王侯貴族でなくても参加できる、人々の冬の楽しみとなっています。
 シーズンは冬―大晦日の皇帝舞踏会を皮切りに三月までの間に、ウイーンの街ではあちこちで、大小様々な舞踏会が開かれます、その数、約200。まさに人々は 踊り明かしているのです。

  中でも、ヨーロッパ社交界でも最高格式とされる、オーストリア大統領主催の オペラ座舞踏会・オーパンバルには、各国大使や著名人など世界中から数千人が 参加します。
 ロジェ(ボックス席)は200万円、1枚の入場券ですら他より高価で あるのに入手は困難で、実際は現地の人々よりむしろハイソサエティーのステータスの場、というイメージのようです。
 ハイライトは、デビュタント(社交界にデビューする若い男女達)のお披露目ダンス。 前列には大使や大企業の子女、外国のプリンセスなどが並び、国営テレビの生放送で 紹介され、小さな王冠と白いドレス姿のデビュタントは女性達の憧れとなっています。
  広いオペラ座全体が数万本もの花で飾られ、豪華なシャンデリアの下で女性達がくるくるとワルツを踊るとドレスが広がって、フロア中に美しい花が咲いたよう ・・・
こんな夢のような“別世界”に、参加した人誰もが魅了されてしまうのです。
(後編へ続く)


文章・写真: クローネマキコさん
クライネ・クローネ代表。舞踏会への参加のアレンジやマナー教室も開催している。
http://www.kleine-krone.com

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